15,夫婦
夫婦といえば、わたしはわたしの両親を思い出す。
穏やかで、子供がいけないことをしたとしても怒ることができない、母性に溢れた母。
いつもは調子のいいことを言って、みんなを笑わせようとするけど、一度怒ると手のつけられない父。
2人は、お互いのできないところを補っているような、いい夫婦だと、側から見れば思うだろう。
けれど、母は、甘すぎるが故に子供を駄目にさせてしまう、メンヘラ製造機(本人に自覚なし)だし、
逆に父は、子供が悪くないことでも怒ってしまううえに、一度だって勉強で褒めてくれることはなかった、DV夫(手を出すことはないが、物に当たったり、大声で子供や妻を威圧する)だ。
特に父は、幼い頃はいい父だと、みんなから見れば、理想の父なんだろうと、思っていたが、わたしはこの経験のおかげで父が大嫌いになった。
母は、それでもわたしにとってはいい母だし、大好きだ。
けれど、父と母は、会話をしていてもズレていることが多いし、それで、母が父に対しイライラしていることが多い。
何度、どうしてこの2人は結婚したのだろうと思ったことだろうか。
そして、結婚とは、ある意味自分の人生を他人に縛られる行為で、それは、今までも縛られてきたわたしにとっては苦痛でしかないし、正直、気持ちが悪いと思う。
だからわたしは、誰かと結婚し、夫婦になることなど、絶対に嫌なのだ。
2023.11.22
11/22/2023, 1:43:53 PM