迷って、悩んで、苦悩して。
必死に探して、駆け回っても、いつも同じ道、同じ場所。
抜け道を探したつもりが、深い深い迷路の奥に、迷い混んでいた。
『ここは、どこだ?出口は、どこ?』
いつから、ココに居たっけ……?』
今となっては、右も左も分からない。
進んでるのか、戻ってるのか?それさえ、分かる術もない。
更に深まる暗闇の中で、思い浮かぶのは、淑やかに微笑む君の姿。
『間に合ってくれ、頼む!ただ、一目会えるなら……。』
「無事でいてくれ!」
転んで、躓いて、血が滲んでも、ひたすら前へと足を運ぶ。
例え姿は見えなくても、『必ず会える』と、胸に秘めて。
[やわらかな光]
10/16/2021, 2:44:52 PM