人間の命は短い。
たとえ、健康な体でいたとしても、百年経てば絶えてしまう。
だから、愛した人間が逝ったときは、本当に悲しかった。
だから、人間は嫌いだ。
すぐ尽きる命のくせに、長生きしようとする。
そして、わたしを笑わせようとしてくる。
わたしの笑顔が見たいんだとか。
その人間は人一倍明るかった。
キラキラしてて、声も大きくて、ちょっとドジなところがあった。
だから、もうそばにいてはいけないと思うのに、その人間は毎日やってくる。
フフッ
降参だ。 わたしはまた、人間を愛した。
9/14/2023, 11:47:04 AM