視線の先には、いつもの君がいた。
居るのが当たり前で、楽しそうに笑っている姿に自然と笑顔になれた。
君と居るのことが幸せで、代え難い時間だった。
そんな君の穏やかな微笑みを浮かべている姿に、初めて涙がこぼれた。
あの頃よりも増えた目尻のシワは幸せの証
そう話した優しい声も、笑う時に手を口元に持っていく仕草ももう見れない。
「君はズルいな、そんな幸せそうに微笑まれたら怒れないじゃないか…」
君の微笑みから伝わってくる様々言葉…
そのすべてを受け取った今だからこそ、約束していた言葉を君に紡ぐよ
「ありがとう。また、迎えに行くからね。」
【視線の先には】
7/19/2024, 3:30:35 PM