067【涙の理由】2022.10.10
今年のイグノーベル賞を受賞したのは、
涙の理由がわかる試験紙
だった。なんと涙は涙腺を刺激する感情ごとに、微妙に成分がちがっていて、そこに着目して、尿検査の試験紙のような、複数の種類の試薬を染み込ませた試験紙を開発したのだという。
開発した間宮史明教授によると、教授自身、妻の気持ちを読み取るのが苦手で、しばしば激烈な夫婦喧嘩に発展するのが悩みだったそうで、この悩みを解決するために、パートナーの感情を客観的に測定できるアイテムがあればよいのでは、と考えたのが開発の動機、ということだ。
「自分のように妻の気持ちがうまく汲み取れず密かに悩んでいる男性諸氏の苦悩を軽減し、かつ、夫婦間の感情の行き違いを削減することでパートナー同士の幸福度増進に寄与できたら幸いです」とは、受賞に際しての教授のコメントである。
早くも、イヤイヤ期のわが子のギャン泣きに手を焼くパパママから商品化を熱望する声があがっているというが、そもそものターゲットである倦怠期の夫婦は、むしろ敬遠気味だとか。理由は、涙の本当の理由がわかってしまうのが、お互いにとってこわい、ということだが……真偽やいかに?
10/10/2022, 12:37:33 PM