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『誇り』
とある会社員がいた。彼は非常に仕事熱心で、そんな自分自身を誇りに思っていた。仮に彼をAとしよう。
そんな彼には、1人仲のいい同僚がいた。同僚は妻と双子の兄弟を持っていた。かれはBとする。
同僚と昼休みに話していたとき、Aは
「俺は、俺の仕事に誇りを持っている。いつか大切な人が出来たら、俺がその人を養っていくんだ。お前はどうだ?」
「俺は、家族に誇りを持っているよ。妻は子供たちの世話をまいにち頑張ってくれるし、子供たちは毎日見ているはずなのに日に日に大きく、賢く、強くなっていってるよ。」

Aは誇ると言うと自分のことしかないと思っていた。だが、Bの言うように自分の家族、友人、大切な人を誇ることもあながち間違ってないということに気づいた。

8/17/2022, 5:45:20 AM