012【誇らしさ】2022.08.16
あぁ、やなお題。ネットニュースのタムラインで、「自己肯定感の高め方」なんて文字列あったら、わらにもすがる思いでポチッとしては、自分にはかなわないと失望ばかり重ねてます、ってーの。
どうかおねがい、私の黒歴史をえぐりに来ないで、自己肯定感の高い人たちみんな敵です。
正直、今回のお題はスルーだな、と思った。
だけど、そのわりには。意外にふんわり、いまの自分にマッチしてて。「誇らしさ」という言葉が、自分を温かくつつみこんでくれる感じがしたんだ。
ちょっとだけ背筋が伸びて。いつもより目が輝くような感じがして。なんだよこの言葉。おもったよりもいごこちいいじゃん。
自己肯定感とか自尊感情とかが大事です、とか近頃とみに喧しいけど、ぶっちゃけ目指す姿がよくわからないよね。そんなときは自然に学ぼう。だって、いまちょうど、庭にテッポウユリの花が咲いてるから。
長く茎をのばして、ひとりきりですっきりと立って。たくさんつけた蕾をひとつづつ、いま、花開かせている。見られていようがなかろうがおかまいなく、地べたになぎ倒されていようがおかまいなく。
自分は自分として、花開いて、やがて、花は落ちて、雌蕊は種になる。
テッポウユリは、枯れてゆく様さえ、誇らしさを体現している、と私は思うんだよね。
8/16/2022, 1:26:36 PM