ちまき食ってみて〜!

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小さいのに重厚感のある置物が綺麗な縁取りの中で時を示す。横で遊んでいる僕に30分越しに時間を当ててくる彼。

僕は一人ガウンを着たり、珈琲を入れて香りに浸ったり、デザートをそっとほうばりながら、独り言を呟いていた。
そっと、部屋に流れていたjazzが、今夜はやけに爽やかに聴こえ、合間から笑い声が聞こえていそうな感覚の中で
僕は、ゆっくりとペンを取ったが…

笑えて仕方がなかったので、思い出として放っといてやろうと書けずに時計を見た
まだ、寝るには早いな。

そう言いながら、冷えた部屋の中で温度の違う珈琲をすすりながら、

あいつ、ほんま笑顔や…(笑)

ありがとうと、ベットに横になりつぶやいたら、
少し目元の枕が涙で濡れてしまい生温かった。

いい夢見れたよ
泡にならない人魚の思い出話しで、久しぶりに酒場がにぎわう。
そんなことを知らずに、僕たちは手を取り合って
眠りについた。信頼という蕾が咲いた気がした…

7/14/2023, 12:31:23 PM