ブリューゲルの「怠け者の天国」って絵画知ってる?
16世紀にフランドルで活躍した画家の描く世界は幻想的で滑稽で、このお題をみたとき何故か私はこの絵のことを思い出したんだ。
三人の太った男が寝そべっていて、回りにはお皿に乗ったガチョウや真ん中の下の方にはスプーンが刺さって足のはえた卵が歩いていて、奥の方ではこんがり焼かれた豚が走り回っている。
つまり、ただ口を開けているだけでお腹一杯になる世界。
もし、知らなかったら検索してみて。
すぐに見つかるから。気に入るといいな。
本題に戻るね。
お題の楽園で、この怠け者の天国を思い出したわけだけど、この天国は楽園と呼ぶには少しばかり足りないなっておもってしまったんだ。
だって音楽と物語がない。
退屈な天国はきっと逃げ出したくなる。
アントワネットは云った
「わたくしは退屈な日々を過ごすのがとても怖いのです。」
餓えることがなく、物語にあふれている。
退屈することもないこの世界こそ楽園といえるのかもしれない。
でもきっとそれは失ってみないと気づくことが出来ないことなのかもね。
【楽園】
4/30/2024, 10:25:58 AM