ぐらり、と視界が揺れる。体のバランスを取ろうとして足を滑らせる。途端、体が投げ出されたような上下感覚がなくなり、そのまま下へと落ちていった。硬い地面は体を打ちつけ、身を投げ出したままそのまま暫く動けなくなる。身体の端々が痛むが、頭がぐわんぐわんと鳴って判断ができない。そのうち、周囲の人が救急車を呼んでくれたようでサイレンの音がかすかに聞こえてきた。この間、転んで骨折した時の描写です。
6/19/2023, 3:17:35 AM