通りゃんせ
江戸時代に成立したと言われる童歌。作詞不明。作曲は野口雨情だとか。子供たちが手を繋ぎ、親になり手を繋ぎ、子供がそこを通る。歌を歌ながら、順番に親役の橋の下をくぐる。歌が終わる瞬間に親が降ろした腕の中にいる子供捕まえる。遊びの歌である。高橋悟君は、ゆっくりとした口調で語り始めた。特別な許しを得て参る、天神さま。通りゃんせは、通りなさいと、いう意味。七五三の歌。通りゃんせの発祥の地は、いくつかあります。神奈川県の、山月王神社。菅原神社。埼玉県の三越市にある三芳神社。菅原道真を祀る神社なのだ。通りゃんせは、山越えて、神社に行くが、帰りには、カギがかかっているかも。細い道を通り、厳かな気分で細い道を通る気分になります。昔は、電気や便利な交通手段もなかった。お母さんと子供が、子供が健やかな成長と感謝を込めて、特別な許しを得て参りする。通りゃんせという曲に漂う厳かで重たい空気感も理解出来る。
で、この歌には都市伝説や徳川の埋蔵金や関連説があり、小説や映画やドラマや、ゲームの創作の題材とされている。
ーー行きは、よいよい帰りはら怖い。通りゃんせ。色々な背景を馳せながらこの歌を、歌ったり聴いて見たりして下さい。
と、高橋悟君は、深く礼をした。金田一耕助の高橋悟の衣装だった。蝋燭を一つ、ふー、と息を吹いた。
お堂のシーンとした中に座布団に座りの怪談百物語が始まった🕯️夜の静寂の中にはじまりはじまり。次は、れいん君の『通りゃん。』の歌である。頑張れ、れいん君!!私は、熱い視線を送った。固唾を飲む音も聞こえそうだ。続く。
12/8/2024, 4:55:09 PM