「心の音」
なにもない どこでもない 手探りで
泣かないように隠してきた本音
何かのせいにすることがくせになって
曇る目は空さえ灰に染めてしまった
誰のものでもない心を解き放ち
誰かのなかで生きていたかった
触れることさえ怖れて
差し出された手を振り払ったのに
待っていてくれた人達の温かさに
ありがとう 嗚呼 救われていたんだよ
見えないよ 触れないよ 佇む心
崩れそうな痛みを隠したり
そうやってまた理由を作ってさ
逃げ道を探すのはもうやめよう
曇っていたのはいつだって
空じゃなくて自分でしょ ねぇ
弱いココロも伝えたい想いも今だけは
胸を引き裂いて吐き出してしまえばいい
見渡せば一人じゃないと教えてくれた
ありがとう 嗚呼 大切な人達が居るよ
交わす言葉も過ぎ去る時間も
すれ違う想いさえ掛け合って
最後は笑い声に変えていくんだ
思うまま吐き出してこの手で描く
この胸にはもうあるよ
自分じゃない人達の感情が
振り回されながら生きる日々に
見つけた大切な場所
自分らしく居られる輪の中で
心の音を奏でていくよ
7/1/2024, 4:18:36 AM