書上 創

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私達は学校に行かず、二人、公園で遊んでた。
公園の時計の針は、深夜を過ぎようとしてる。

「ねえ、将来の夢って何だろ?」

『…あなたと、一緒に宇宙を飛びたいな。』

明け方の群青の空から太陽が顔を出す。
あなたは、日差しに照らされて、その黒髪を煌めかせる。

「うん、一緒にいつか宇宙を飛ぼうね。」

時間は過ぎていく、二人の約束を知るのは、静かな空だけ。
いつか一緒に二人で行こうね、宇宙の彼方に…_

5/22/2024, 5:52:07 PM