キーホルダー/如月 紅葉
学校からの帰り道、隣の席の田中くんと一緒に帰る事になった。田中くんとは、よく喋るだけの仲だ。だけど、私は少し彼のことが気になっている。今日は、居残りがあり、色々あって一緒に帰る事になった。
「仲田さん、そのキーホルダーってさ、」
田中くんが指を刺しながら言った。そのキーホルダーは、私の好きなアニメのキャラクター形をしたものだ。私は、キーホルダーを触りながら言った。
「ああ、これ。この前アニメイトで買ったんだ。」
「仲田さんって、アニメ好きなイメージとかなかった。」
「うん、よく言われる。」
私は、少し照れながら言った。田中くんは、少し考えてから言った。
「僕も、そのアニメ好きなんだ。」
「へぇー、そんなイメージなかった。」
田中くんは、歩くのをやめた。それと同時に私も止まった。
「よかったら、今度の休日。◯◯遊園地に行かない?そのアニメのコラボやっているし、、、」
私は、少し興奮した。色々の意味は、あるけれど、田中くんが、誘ってくれたのが嬉しかった。その後は、アニメの話で盛り上がったことを覚えている。今でも、思い出すと、恥ずかしいような、恥ずかしくないような。そんな思い出だ。
窓から日が差している。私は、見ていたアルバムを片付けて家を出た。今日は、夫の晃を駅まで迎えに行こうと思う。そして帰り道に、2人の好きなアニメの映画に行く約束をしようと思っている。私は、家の鍵を閉めて家を出た。家の表式の苗字には、田中という文字が書いてある。
3/20/2026, 8:26:28 AM