「アナタトイルト、ココロオドル」
留学生のあの子は突然、そう告げてきた
僕、何かしたかな?ただ、
毎日、教室で朝の挨拶をして、授業でわからない所を
教えてあげて、校門で別れの挨拶
その繰り返しをしているだけなのに
そういえば、この習慣は彼女が学校に来てからで
それまでの僕には、そんな相手が一人もいなかった
彼女も、いつも一人で、本ばかり読んでいる
そんな、2つの孤独が導いた結果なのか
縦横無尽に跳ね回るようなこの高揚感も?
確信は持てないけど、僕は口を開く
「僕も、心踊る」
10/9/2022, 10:34:00 AM