僕は眺めている。命が燃え尽きるまで。君は怒っていたね。すごく怒っていた。持ってきたガソリンを躊躇なく自らの頭にぶち撒け、さっき僕が投げたライターを拾って火を付けた。生温く甘いガソリンの匂いが瞬く間に香ばしい、でも不快な焦げの匂いに変わる。君は色を失っていく。そして、小さくなっていく。僕が見届けなくちゃ。命が燃え尽きるまで。君の、命が燃え尽きるまで。#命が燃え尽きるまで
9/15/2021, 3:08:15 AM