永遠などない、と知っているという思いのままに
道理を知るすべがない、とわかっているままに
願望でもなく、諦めでもなく
つまらない、ありふれた考察
永遠はそこにあるものではなくて
今ここにあるもの
ああ自分は存在するのだと
万物との境界線はないのだと
立体的な自我や景色はまるで1枚の薄い絵画だと
そうしみじみと思えた時に
永遠はほんの少しだけ現れて微笑み
平穏を残し
あっという間に去っていく
私が望む限りそれは続き
いつでも手放すことができる
儚い時間をしみじみと感じた時
永遠はそうっと微笑んでいる
微笑み、私を包んでいる
「永遠に」
11/2/2023, 2:59:39 AM