夜蝶

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題:赤い糸

よく「運命の赤い糸」だなんて言うけれど、何故運命?何故赤?
まぁ運命は分かるとして、赤は分からない。
本当に何故赤なのだろう?

そう思って調べてみた結果、千年近く前の中国(当時は北宋時代)に作られた『太平広記』という童話集に「赤い糸」の物語が収録されているのだとか。
とはいえ、当時その童話集はそこまで売れていなかったとの事。
まぁ北宋という名前からして、日本の平安~鎌倉の辺りだろうし、国全体が童話どころではなかったのかもしれないよね。

調べた内容によれば、冥界からやってきた縁結びの神様が、とある青年に「運命の相手は14歳下の幼女」なんて告げたのだそう。
それを聞いた青年が怒って、その幼女を殺すように召使いに命じたものの、突き刺された後も幼女は逃げ延びて生きていたらしい。
そして青年が後に出会った女性の体には、その当時の傷跡が残っていたのだ……という話みたいだ。

まぁ古事記にも赤い糸に関する記述があるそうなので、「運命の赤い糸」の起源は諸説ありそうだが。

って、こんな事を語っている人は私しかいないかもしれない。
ここって結構詩的な表現をする人が多い場所だからね。

7/1/2023, 9:11:18 AM