Naru

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好きな色が人それぞれ違うように「人の色」も違うのだ。
あの子はかわいいな。かっこいいな。と思っていても相手からしたら自分が、あの子はかわいいな。かっこいいなと思われているかもしれない。そのように人それぞれ自分の色があるのだ。
もし自分の色がピンクだとして、憧れを抱いている人が水色だとしよう。
私がその子に合わせてしまえば、自分の色は水色ではなく、紫色になってしまうのだ。
つまり、憧れを抱いている人になりきってみても、結局は自分の色と合わさると、全く違う色になってしまうのだ。自分と相手には必ず違うところがあるのだ。それは色と同じで、少し薄かったり、少し淡かったり、とても濃い色だったりするのだ。だから、無理に合わせようとはせず、自分のままでいいのだと私は思う。
そして、私がピンク色だとして、相手が青色だとする。そしてその相手が苦手な人だったり、合わなかったりしたときに、合わせてしまうことがあると思う。
この場合、相手に合わせてしまえば、自分は自分の色より濃い色の相手の青色になってしまうのだ。
そして、こういう場合もある。自分がピンク色だとして、相手の色が水色だとしよう。
さっき話したように、自分が相手に憧れを抱いていて、相手のようにしてみると、紫色になってしまう。そうすると、結果的に相手の色とも自分の色とも違う色になって、自分の色さえわからなくなって、憧れを抱いていた相手に対して負の感情が出てきてしまうこともある。
相手に憧れを抱いていても、相手からしたら、自分は憧れの存在なのかもしれない。
なのに、自分が相手に合わせてしまったら、相手が憧れていた自分はいなくなってしまうのだ。
そうしたら、最終的に自分は相手に負の感情を持っていて、相手は自分に自分の憧れのあの子がいなくなってしまったと一瞬でも思ってしまえば、もう遅いのだ。
1本の平行線で一生交わることのない色になってしまうのだ。
そうならないために、自分は自分らしくということが大事だと思う。
自分の色と相手の色。それは違う。それらが混ざってしまえば、元通りにすることなんて出来ないのだ。自分の色を大切にして、相手の色にはならずに相手にあなた素敵ねと言ってみてもいいかもしれない。そうすることで、この世界にたくさんの色が生まれていくと思う。そうしたらもっとこの世界はより良くなっていくと思うんだ。

どうでしょう?!結構いい感じじゃないですか?!私のアカウントでは、主に短編小説を書いています。
最初の方を見れば完結しているお話があると思います。ぜひそちらも見ていただけたら嬉しいです!

6/21/2024, 1:42:10 PM