好きなゲームのあるキャラクターの象徴が「勿忘草」だったことがある。
私はそのキャラクターのことをそこまで好きではなかった。言動がキツいし、結論が極端で、共感しづらい(そうならざる得なかった事情は理解できる)。
だがあるとき、そのキャラクターをメインに据えた二次創作と出会った。これがとても面白かった。
その二次創作、小説は心理描写が上手で、私が共感できなかったキャラクターの胸の内を的確に表現していた(無論、その人の解釈によるものではあるが、かなり納得できるものがあった)。
ではそれでそのキャラクターのことを好きになったかというと、そんなことはなかった。
好きになったのはその小説を書いた作者のほうだった。
その人の書く小説はすべて何回も読み直し、ブログも隅から隅まで読んだ。楽しかった。
もう何年も前のことだが、今でも思い出してはすでに更新の途絶えたサイトを覗きに行っている。
あなたのことは今でも忘れていません。
最高の作品とたくさんの言葉を残してくれてありがとう。
2/2/2024, 10:29:11 AM