新年 新年 明るき 陽射しは 鋭く 切り裂く 昏き香 芬芬 蛙を 思ひて 春の火 空焼く あの日の 朝焼 メロディ 絡めつ 咀嚼し 嚥下し 臓腑に 収める言葉遊びサックスを 放り出し 見つむるは かれの頸 血管の 浮き出るを しゃぶりつつ 嬉しむる 色かぜに 溶けて逝く あの時計 脈拍は じゃの如く のた打ちて 廻り継ぐ 昏き世は 跳ね切りて 壊れ見る 刻いかに 打ち拉ぐ
1/1/2025, 10:42:25 AM