「モンシロチョウ」
蝶のように舞い、という言葉に代表されるように美しさと言えば蝶というイメージがある。
美しさにもいくつか分類があり、色っぽいとか妖艶のような美しさではなく、触れるだけで崩れてしまう砂の城のような儚さ、強さや生命力を感じさせず、守ってあげたいと思わせる不思議な魅力があり、それこそ一種の「美しさ」だと思う。
小学生のとき、モンシロチョウを幼虫から育てたことがある。特段虫が好きだったという訳ではないが、どんな風にサナギになって、蝶になるのか。ものすごく興味があった。
生活の中でサナギや蝶の状態は見たことがあったが、実際に変化する瞬間を見たいと思った。
正直幼虫からサナギになる瞬間は全く覚えていない。時間も経っているし、予想通りの変化で記憶に残らなかったのだろう。しかしサナギを破って蝶になった瞬間はものすごい衝撃を受けた。見惚れていた。
5/10/2024, 4:20:06 PM