杉山健太

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初恋は小学校5年生でした。 
特段目立つタイプじゃない僕はかわいいその子を見つめては目を逸らしてを繰り返して、傍からみたら不審者だったかもしれません。
話しかける勇気のない僕はただ「かわいいな」と思うだけで何もできませんでした。
ただ、その笑顔を見ているだけで幸せでした。

時が経ち大学生、教育実習で母校の小学校を訪れます。
すると、もう一人教育実習で母校に来ていた人がいました。
その人こそ、僕の初恋の人だったのです。
運命の糸が繋がっていたのでしょうか。
そこで初めて声を交わしました。
「久しぶり」と。

5/7/2023, 10:09:06 AM