にゃー、、、
思う通りに声が出せずもどかしい。
思い切り四肢を伸ばす。
まだ開かない目を凝らし光を感じる。
不安で押しつぶされそうになりまたにゃーと今度はハッキリ鳴いてみる。
すると暖かな感触が顔に感じられた。
全身を舐められ感じるくすぐったさと安心感と暖かさ。
くぅ、とお腹が鳴る。
本能で暖かい方向へ向かえばいいと感じ取りまだ思うように動かない四肢を一生懸命動かす。
何度か同じような物が事ペシっと当たったが気にせず暖かい方へ。
やっとたどり着いた場所口に加えて吸うと空腹を満たすミルクが流れてきた。
一心不乱に飲んでいると声が降ってきた。
「お疲れ様シロ。頑張ってママになったね。最後の子は兄弟たちに邪魔されておっぱいになかなかたどり着けずハラハラしたけどミルクが飲めてる良かった」
暖かな声に幸せを感じながら産まれたての子猫たちは眠りについた。
11/15/2023, 12:42:03 PM