「狭い部屋」
「こんなところに居たんだね。」
君は汗びっしょりで、息が切れている。
だけど、とても嬉しそうな笑顔で僕の頭を優しく撫でる。
「もっとそっちに行って。」
えっ?一緒に入るの?
僕ひとりでぴったりの場所なのに、君が入ってくるとぎゅうぎゅうだよ。
「ここはおひさまの匂いでいっぱいだね。」
気が付いた?
ここは最高に幸せになれる場所なんだ。
「それに大好きな君の匂いがたくさんする。」
そう言ってまた君は僕の頭を撫でる。
だから
ここは最高に幸せになれる場所なんだ。
6/5/2023, 9:58:39 AM