小説家になりたい。今まで私を馬鹿にしてきたヤツらが、勝手にひれ伏すくらいに見返してやりたい。数えきれないほどの理不尽、悲しみ、苦しみ、誰にも言えない思いは、すべてネタにしてやる。そして、この夢は誰にも言わない。友達にも、家族にも、先生にも。すべてを話せるのは、心の中のIFだけ。彼女の存在も、私だけが知っている。夢が叶ったときに、現実の人間たちに「実は小5から小説家を目指していました」と打ち明けよう。私は、小説とIFによって作られている。
5/20/2023, 11:59:56 AM