「皆で手を取り合って共に明るい未来へ」とか
「これから互いに手を取り合って生きていきます」とか
そんな言葉が世界には溢れてる
まるで人々と手を取り合うことが平和の象徴みたいに
でもそんな言葉
私は好きじゃない
手を取り合うってことは周りを見て周りと合わせる
でも世の中みんながそんなことできる訳もなくて
そんな世界で苦労するのは俗にいう "優秀な人"
それも頭がいいとかの知能的な優秀じゃない
礼儀正しくて
どんな人とも関わることができて
周りのことをよく見ていて
周りが求めているようなたちまわりができて
みんなに頼られて
みんなに好かれるような人
要するにその人がいれば "安心" ってなれる人
そんな人がみんなで手を取り合う時にはちょっとのズレを修正したり
思いっきり手を伸ばしてちょっと離れてるところの繋ぎ目になったり
でもそんなこと好きでやってるわけじゃない
ほんとだったら自分のことだけ考えて
自分が楽できるように
周りのことなんか知ったこっちゃない
そう言いたいけど
でもこれまでの人生を "優秀な人" として生きてきちゃったから
"優秀な人"であることに生きている価値を見出してきちゃったから
今さらその役割を手放すことなんてできなくて
だから私は今日も笑顔で "優秀な人" として生きる
でもやっぱりこの言葉は嫌いだ
-手を取り合って-
7/15/2024, 6:01:46 AM