gktuを書きたい怜くん

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街の明かり gktu小説ネタ



ty視点


セミが鳴き始めた頃の夜

もう18時だと言うのに明るい世界

家に帰り,課題を済ませ,晩御飯を食べ,Twitterを見周り,ロリの配信情報に着いて探る



そうしているとふと窓が気になり,何も考えずにカーテンを開けてみた

そうすると空は先程の光景が嘘の様に黒や藍色に包まれていた

現在の時刻は20時,さっきからもう2時間程過ぎていた

(そういえば今日はガクくんが家に来るんだっけ…)

ふと,伏見が来る事を思い出した剣持は,伏見のLINEを開き何も返信が来ていない事を知った

「?…何時もならもう来ているのに」

確か家に来るのは21時,約50分となると伏見は今の仕事の状況,遅刻するかしないかを伝えてくる

剣持はそれを親に伝え,改めて来ていいのか聞く

剣持の両親は伏見の事を良い奴と思っている

だからか知らないが,拒否した事も1度もなかった

「…とりあえず,母さんに伝えるか」

剣持は1階に向かった







「母さん」

「あら刀也,伏見さんから連絡来たの?それなら言いよって…」

「実はまだ既読すら着いてなくて」

「まぁ…でも伏見さんも忙しいのでしょ?刀也も1度仕事で3日帰ってこなかったじゃない」

「あれは本当にいきなりでごめんって…」

「刀也迎えに行ったら?」

「母さん冗談は時間見て言って」

「あら?冗談じゃないわよ,フフ…あ,はいこれ」

「…もしかしてバスと電車代…?」

「ええそうよ,ほら,とっとと言ってきなさい」

刀也は軽い圧から逃げる様に,Anycolor株式会社へと向かった









「着いた…」

刀也は着いて早々,伏見に迎えに行く事を伝え忘れていたのを思い出した

「やっば…えっと…スマホスマホ…」

鞄からスマホを取り出し,LINEを開き,伏見をタップしようとした時,ある事に気付いた

伏見から数件のLINEが送られていた

内容は何時もより雑く

«刀也さんすまん»

«もしかしたら21時過ぎるかも…🙏»

刀也はそんな伏見に向かってこう送った

<過労死していなさそうで安心しました>

<ついでに今えにからの前なので,終わったらすぐ来てください>


「…まぁ,勝手に来ちゃった僕も僕か……」

というか,何故剣持母はあれ程進んで迎えに行く様行っていたのだろうか…




















その後伏見と合流した剣持は,伏見に夏ならではのイルミネーションのある場所へ連れていかれ,そして告白をし,今も幸せに暮らしているだとか…

7/8/2023, 2:47:01 PM