嵐という程の気象には出会った記憶が無いけど、僕は傘を差すのが下手だから傘はあまり刺さない。リアルに3,4年は差した記憶が無い時期がある。だからちょっとした大雨でも僕は嵐に感じていた。朝イチから雨が降っているのにずぶ濡れで教室の扉を開ける僕にみんなは「傘どうしたん?」って聞いてくるから僕はいつも「家に忘れた笑」と言って自分のタオルで頭を拭く。傘を差すのは好きじゃないし傘のせいでいつもの道が2,3人通ろうとするだけで通りずらくなるのが嫌いだし帰りの時間に雨予報だから持っていって降らないのがとっても嫌いだから。ただ、濡れるのは嫌いじゃないし何より一緒に濡れながら水たまりにダイブして飛沫を飛ばしたり水たまりの前で手押し相撲したりあっさい水たまりでクロールの練習したりするのが好き。心が中学生のようなバカなままで許される時代に置き去りにされている。嵐のような静けさとかでしか嵐なんて聞かない。
嵐が来ようとも
7/29/2024, 7:34:45 PM