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その尊さに気が付くのは、愚かにも失った後であることがほとんどだ。
変わり映えのない退屈な日々が、最も贅沢な幸福であったのだと知ったのも、
愛と欲と情しか与えられないこの地獄に堕ちてからだった。
ああまた愛がにおってくる。毒を携えて。

お題:日常

6/22/2024, 10:22:25 PM