ざくざく、と大地を一歩一歩踏みしめて、進む、呼吸はキツイ、疲労感も出てきた。
おーい、もうちょっとで小屋に着くから、もう一踏ん張りで着く、お互い頑張るや。
さっきももうちょいって言うてなかったか?ニコッとして前を見る。
見えてるやろ。そこやそこ。
やっと着いた。
覚えてるか、佳代と来た時の事を、12、3年前ぐらいかな確か、お前何したあの時。
何したって、何にもしてないよ。
正直に言ってみ。
何やねん、と間が空く。
分かった、ふられただけや。
笑う、腹を抱えて笑う。
おい、怒るで睨見つける。
悪い、俺も振られたから、同じやな、で殺した。
殺した?マジで沈黙が流れる
嘘やろ、目が合う
ほんまや、ここで首くくるは。
生唾を飲む音が聞こえた、降りるか、上がるかは自分で決めて、ごめん。
かなりの時間たった、止めても、無駄か。
やな。分かった、昔から言い出したらいかんから、行くは。と振り返りドアノブに手をかけた時背中によく分からない痛みが走った、顔を後ろに向けると、どこまでも暗い目が見えた。
嘘、全部嘘や、前からお前が気に入らんだ。
あなた何してるの、行くよ子供達も待ってるから早く。
すぐに行く、また来年来るは、細く笑む。
1/8/2026, 3:40:00 AM