ぺんぎん

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もう触れることはない
貴方の頬に手を滑らせている午後
喉に何か詰まらせてしまったかのように
貴方の双眸に滲んだ雨を見つめていても上ずった声が喉から滑る
愛に焦がれてしまわないように慎重に
でも僅かに残った熱を持て余してしまいたくないから
貴方の甘い影にすがりついたまま離れないでいる

7/7/2022, 10:24:37 PM