心の筒を抜き取られぽかんと空洞ができる
青と黄色の電流がピリピリ
手先指先を流れて
生きづらさは
天才にでもなれない限り
存在する価値がないことを感じさせているような
自分にだけ渋くひそめられた眉は
脳裏を5枚秒から20回は繰り返しに思い出され
はっっはっはという作り笑いはただそのように見え
そのように見えているということがバレて
蛇に睨まれたカエルというより
気の毒なGに向けられる目つきに刺される
自身の育ちから経験が重なり
自分関係の退化が特徴となり
繊細を極めた心から四方にピリリと血管が流れる
涙の音楽も表面の共感にしかならず
天才にでもならない限り
存在する価値はないようで
孤独の穴が行き場を失ってビルの上に立ちたがってる
3/7/2024, 4:27:17 PM