ぺんぎん

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綺麗ないろの君を独り占めさせて、ねえいつでも傍に置いていて
二口目のソーダ味が喉を滑っていく、侘しさだけに圧縮されていく
私だけをみて、そのまなじりも、匂いも、声も、まるごと
君以外を瞳に映していたくない、君だけで生きていたい
甘ったるい言葉をうわべだけで食んでは喉を灼いてしまう
ひんやりとした声、身体中浮き彫りになるほど熱の籠った部屋
かぷりと領まで喰ってしまえば、止めどない劣情が溢れだしていく
ぐずぐずに蕩けたアイスみたいな君を温い体温で上塗りする

7/18/2022, 11:19:04 AM