通り雨突然の雨に降られて僕たちは近くの軒先に駆け込んだ薄暗く空を覆う雲は流れていく「まだしばらく止みそうにないね」濡れた髪を束ねて見えたうなじにドキッとして目を逸らすドキドキする心臓の音がうるさい「あっ!虹!」君の声に視線をあげると薄い灰色の空に大きな虹がかかってるのが見えた「きれいだね!」そう言う君の横顔の方がきれいだった悪くないな通り雨も…
9/27/2023, 12:18:07 PM