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「生きる意味」

生きることに意義や理由なんてない。のに、どうして今日まで地球上の生命の営みが途切れずに紡がれてきたかというと、みんなが幸せを求めているからだと思う。幸福が動機になって、まるで雨露の表面張力のように私たち生命のかたちを弾けてしまわぬように維持させている。それは意味になるかもしれない。

そういう「生」や「死」といった原始的な部分から遠のいた現代社会は、必要以上に効率や能率を気にしすぎている。生産性という言葉も極限まで辿れば行きつく先は消費者ひとりひとりの幸せだ。そこにはもちろん本人だってはいっている。それを忘れて日々に忙殺されては元も子もない。学歴に固執する風潮も嫌いだ。教養は人生を豊かにするスパイスであって、それだけで食べるものじゃない。もちろん世の中に必要のない知識なんてものはほとんど存在しないけど、知識を頭の中で腐らせてしまうことが純粋な幸福に繋がるとはわたしにはあまり想像できない。

話を少し変えるが、最近息が詰まるほど考えていたことがある。どうしてわたしは毎日必死に勉強をしているのか。それまで「将来のため」の一言に縛られて曖昧なままでいたが、これもまた「人生全体の幸福の総量を大きくするため」なんだと解釈すると腑に落ちる。
努力をするという苦痛は幸福に貢献している。だから辛くても続けられる。生きる意味になる。

これを読んでいる皆様もいまいちど、現在やっていることがちゃんと自分の幸せに繋がっているのか、生物として原点に立って考えてみてほしい。根本からはっきりさせればモチベーションも上がるしね。もし違うなら少し休息が必要かもしれない。
なぜなら、それこそが生きる意味だから!

4/27/2024, 4:08:33 PM