「夢と現実」
僕は転職を決めた時、周りに反対された
電気会社の正社員になって役職についた
家には妻と息子がいたし
家族を養うお金もあった
やめる理由は時間を気にしたからだった
今の仕事は確かにお金は貯まるが家に帰る時間がないのだ
家に帰れば家族は寝ている休日は上司とゴルフ
このまま会わずに家族といることが果たして幸福なことなのか迷っていた
家族との時間を大事にしたい。
家族に話し辞表を出して転職を決めた、家族の成長を見ながらまた新しい生活を夢見ていた
しかし僕は気づいたていなかった、妻は今まで買えていたブランド品を買えなくなったことをストレスに感じ始め、息子もお小遣いが減ったことを嘆いた
ある程度の年齢になった僕はなかなか転職が決まらず焦り、派遣会社の人事部に転職した
家庭内で喧嘩が絶えなくなり、僕は副業で夜にバイトを入れる始末だ
お互い限界がやってきて僕ら離婚することになった子供は妻が引き取ることになった
皮肉なことだ、家族との時間のために仕事をやめたのに結果的に家族を失うことになった
奇麗な言葉を並べても夢と現実は違う。
家族の間には確かに金銭の繋がりがあるのだ。
タバコを吸いがらを車の灰皿に押し付け一人僕は仕事に向かう。
12/5/2022, 3:46:58 AM