あと十数日で愛犬の一周忌だ。人は声から忘れていくというが、愛犬はあまりに吠えなかったからか吠えた時が珍しくてよく覚えている。わんわんやバウワウというより、低く咳みたいにボフッみたいな吠え方だった。
老犬になって足の力がなくなって歩けない愛犬を抱っこして運んだり食べさせたり、介護は私の役目だった。夜トイレに起きる愛犬と一緒にろくに寝れなかった。別れがくることもわかってて精神的にきつかった。
なのに、愛犬が足の間で寝て鼾が聞こえると、笑っていた。子犬みたいに甘えたに戻った愛犬が可愛かった。
正直、一年たっても寂しい。
【一年前】
6/16/2024, 1:50:00 PM