物事に白黒つけるのは、マッチョな、体育会系の特徴だ。正義。ヒーロー。そういったものに憧れを抱くのは少年の頃まで。それを過ぎてヒーロー願望を持つ人は私のタイプじゃない。少年の心を持った大人、なんていない。いるのはただのガキ。
あの人の言うことも分かるけど、この人の言うことも分かる。だって世の中はグレーで、絶対的な正しさなんてないんだもの。それが物事に白黒つけない、知的な、文系の特徴、ひいては私の特徴。誇り。
真っ直ぐに白を見出そうとする人に私は思う。言わないけど思う。そんなの時間の無駄だよ、世の中を知らないおバカさん。私はないものは探さない。だって世の中はグレーで、考えないことが許されてる。
曇り空に晴れを願う。私はこれから自由が丘のブックカフェで曖昧さを憂いて、歓迎するのだから。
2024.6.14『あいまいな空』
6/14/2024, 1:25:30 PM