別れ際には
何の素振りも
見せなかった
いつも通り
二人の楽しい明日を
信じてた君は
不安顔で今
迷子になった風みたいに
隙間を探してる
いつからか
一つ一つ
扉に鍵をかけ始めた
あの日
君にとっては多分
何気無い会話
そして
僕にとっては
トリガーになった
信頼を崩した会話
あの後に僕は
最後の扉に鍵をかけた
突発的だった
それは否めない
けど
そうさせたのは君
分かっているから君も
もう
ノックも出来ないでいる
いつまで経っても
あやふやで
笑顔で綺麗にさよなら
なんて
関係でもなかった
だから
言い訳さえお門違いで
虚しくて
せめて少しだけ
泣いて欲しくて
突き放すように
黙って消えるしか
僕は…
ごめんよ
僕は
君が思うような
いい人ではない
心配しないで
こんな事
大した事じゃない
そう
君は
「友達」一人
失っただけ
「別れ際に」
9/28/2023, 4:03:14 PM