愛介

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散ってゆく桜を眺めてから、君はこの部屋をあとにした
あの日バルコニーでもみ消した煙草は排水口に詰まったまま

君の未来は輝いている
それは疑うべくもない真実として

新緑の頃には僕のことなど、もうすっかり忘れ去っているのであろう君のこと
湿気った僕が考え続けたって仕方ないのに

吐き出した煙は君の元へもゆけるのだろう

4/17/2023, 3:40:49 PM