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特別な夜
夜は嫌いじゃない、と思う。TRIGGERに相応しい時間。
そのためではない夜。俺の、俺のための夜。俺より透き通った銀色の髪が煌めく光の夜。
「お前の瞳に、乾杯」
「キザだなあ」
くすくすわらう。「似合うからまた厄介」俺のグラスに自分のをカツンとぶつけながら笑う姿は本当に、本当に。
「愛してるよ」
「なあに、もう酔ったの」
「お前にな」
くすくすと笑う俺の女神。鼻先を寄せると俺が送った香水の匂い。

1/21/2023, 1:13:27 PM