正直
正直者はバカを見る。
そう信じて生きてきたけれど、
「好きです」と言えずに黙っていた僕よりも、正直に「好きだ」と伝えたアイツのほうが君を射止め、
我慢しながら歯を食いしばっていた僕よりも、「辞めます」と去った同僚のほうが清々しい顔をして生きている。
ああそうか、他人に対して正直なのは損をするかもしれないけれど、自分の気持ちには正直でいなければならないのだ。
そう気づいたのはつい最近のこと。
時代は刻々と変わるのに、昔の人の言葉をよすがにしていたとは、自分はなんてバカ正直だったのだろうかと。
6/2/2023, 3:32:41 PM