杏奈

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小学校の頃いつも一緒にクラスで話していた友達。
中学校の頃いつも一緒にクラスで話して遊んでいた友達、塾で当たり前のように、2日に1回は会っていた友達。
そして今、高校で、毎日連絡をとって、休みの日にも沢山遊ぶ友達。

小学校、中学校の友達も、近くにいる頃は近くにいるのが当たり前の存在だったのに、今となっては、「君は今何してる?」といちいち気になる存在では無くなった。(その時も、いちいち気にしては無かったか。)ただ、私と昔の友達、それぞれの日常の中で、また交わるところがあれば面白いだろうなぁとは思うが、遠くなっても執着はしていない。

今の高校の友達も、いずれそういう風になりたい。近過ぎるが故に、知らないその子がでてきた時に戸惑うのでは無くて、知らないプライベートゾーンがあることを、当たり前だと思える存在になりたい。

遠さは寂しさを産む。しかし、近さは執着を産む。
「君は今何してる?」なんて毎日が気になってしまうほど夢中になれる人が居ること自体は嬉しい事のようだが、執着になってしまうと良くないので、私はここから抜け出したい。

一緒にいるのなんて、その時の日常なんて、その時の好きなんて。

環境が産んだ関係性やその時の当たり前なんて沢山ある。というか、日常なんて、基本それしか無いのではないだろうか?


知らないその子が居るのが当たり前で、だけれど私といる時のその子も当たり前のようにあって、毎日「君は今何してる?」と気になるのでは無くて、たまに会えた時や1週間に1回くらい、「最近はどんな感じ〜?」って繋がれるような、『繋がっている時間も繋がっていない時間も当たり前』な存在が沢山いるような、そんな風な人生にこれからなりたい。

そして、これから始まる大学生活も、そういう距離感の友達が沢山できる日常になるといいな。


「君は今」



2/26/2024, 11:09:48 AM