現実逃避
目を開く
生活感が散らばる部屋が目に入る
秒針が鳴っている
ただ茫然と生きている
夢見心地でもなくただ生活と夢の間の虚無にいる
目の前に散らばる現実は良いも悪いもない
ただそこに存在している
生活感を傍観している
幽体離脱の様に浮遊感を楽しんだ
過去と現在が混ざり合う
自己と他とも混ざり合う
何にもならぬ時間
その間、ぼーっと現実を見ている
ただ怠けているのではない
誰よりも現実を見ているのだ
現実を見過ぎだ結果にこうなっている
今を切り取られ怠けているなど言われても
過程を知らない奴がとやかく言う資格はない
真実を定義したがるのは決めたがるのは
基盤がなければ溶けてしまうからだろう?
ぼーっとさせない為に勤勉さを尊いとし
内面世界より実世界での行動や実行を良しとする
ぼーっとしながら書いた文はどうも真実も核心も何も無く溶けていく
手で掬えそうなくらいに溶けていく
現実逃避
2/27/2024, 3:02:50 PM