鍵の心声

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朝日の温もり
僕は産まれてから今まで朝を知らなかった。
暗い部屋にただ一人閉じ込められ、
親のストレスの標的となって
体は愚か心、精神まで回復を諦めかけていた。
でも奇跡が起きた
僕が幸せを諦めようとしたその瞬間
部屋に光が差した
今まで光なんて入ったことないこの部屋に
扉を開けたのは警察だった。
警察は10ぐらいいたと思う。
一人の警察官が僕を見つけ抱きしめてくれた。
初めて抱きしめられたので驚いた後
暖かい温もりを知った。
冷たかった心諦めかけてたのがフワァっと溶けていくように温もりが心に広がっていった
その時初めて生きてるって生きたいって思った。

両親は僕を虐待した罪で逮捕された。
両親が逮捕されてから、僕は児童養護施設へ入れられたが最初は今まで部屋に閉じ込められていたことで
光が眩しく混乱すると思い、光がなれるようにリハビリをしながら順々に外を自由に歩けるようになっていった。

6/9/2024, 1:04:19 PM