ペンだこ

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タンポポの綿毛を思いきり吹いた。
遠くの空へと一斉に飛び上がっていく。

紙飛行機が上手く作れた。
遠くの空へと飛んでいった。

シャボン玉を息を吹きかける。
遠くの空へと時おり虹色に光る。

風船が手から離れた。
遠くの空へとぷかぷかと浮かんでいく。

人間が空を飛ぼうと必死になった。
今では飛行機が当たり前のように飛んでいる。


地球には重力があるはずなのに、それに反発するかのように飛ぼうとしている。
思っていたのとは違うかもしれない。すぐに落ちてしまうかもしれない。
しかし人類だって飛べるようになったのだ。鳥のようにはいかなくても、飛ぶことはできたのだ。

やってみよう。失敗するとしても。
やってみよう。恥ずかしくても。
やってみよう。結果が思ったとおりにならなくても。
今とは違うものが見えるかもしれないから。

4/12/2024, 12:14:52 PM