しみる♪

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「SONG」




なんとなくあの頃は生きていた
周りの奴らは夢とか愛とか語って
全てが眩しくなるくらいに心が闇に染まってたよ
街の雑音をかき消すために耳を塞いだイヤホン
好きでもない歌を聴いて一人
つまらない日常の中で人生を諦めた

曇り空からこぼれ出す雨に打たれて
逃げるように走ったいつもの道
どこからか聞こえてきた綺麗な歌
まるでボクを否定する言葉
未来語り

キミが教えてくれた明日が
あの頃のボクに優しく微笑む
その一言が音に乗って心に一筋の光を照らしてくれた

「なんのために歌うの?」
(好きな言葉を伝えたいの)
「時間の無駄じゃない?」
(無駄なことなんて一つもないよ)
(いつか世界の一人にでも届くなら私は歌う)

キミのそのワンフレーズに触れるたびに
雨さえ人生の一部になって輝いた
踏み出すはずじゃなかった道なき道が
遠い夢に変わり握りしめた手には描くためのペン

今は曝したイヤホンのない耳で世界の音を聴く
受け止めて抱きしめて心に刻む…Song

あの日キミの歌に触れて揺らいだ心は
ありのままのボクに微笑む
初めて向き合った人生を描いて
いつしか眩しかった晴れ空さえ仰いで
明日を夢見て人の愛を信じられるようになった

キミが教えてくれた未来が
あの頃のボクに微笑む
いつかキミのようになりたくて祈るように描いた…Song






4/29/2024, 5:14:09 AM