無垢でいてくれ。
そう心から願うばかりな夜に、俺はやはり負け犬(猫か?)だと悟る。
「今夜の空は綺麗だな」
「つってもあんま変わんなくない?」
「いいんだよこういうのは雰囲気だ。ほらよ、一杯飲め」
「ありがと」
もう純粋な存在ではないことが、頭では解っているのに、なんだか悔しい。
負けた気分だ。
無垢。純粋。天真爛漫。
どれも彼にぴったりな言葉であり、遠い存在な言葉だ。
もう取り返しがつかないと解っているのに。
無垢でいて欲しかったな。
血で染まった空に向かって心の中で呟いた。
#2024.5.31.「無垢」
はずびんハスおじと天使くん。
口調も世界観もぼやぼやですが、そういうことにしてください。
天使くんてHQで言うところのO井川さんですよね、心のバランス?とか、努力するタイプだとか、人にはそういうのを自慢しないとか、モテるとか、言葉選びも似てると思う。
5/31/2024, 12:54:04 PM