「死んだら四十九日だけ私のこと考えててよ」「……ずっと考えててじゃないの?」思わずそう聞いてしまった。「駄目だよ。死んだらそれまでだもん。四十九日過ぎたらちゃんと他の人好きになってね」それに思わず抱きついた。戯れ付いてきたと勘違いしているのか楽しそうに笑う彼女。だが自分の顔を見ると呆れたように肩をすくめる。「忘れたくない」「私からの愛情だよ」何が愛情なものか。痩せ細った体で抱き返され言葉を飲み込んだ。
11/27/2023, 12:47:35 PM